車を売りたいけど、車の所有者名義が違う場合の対処法
車検証にはその車の情報が記載されています。
その情報の中に所有者という項目があります。
自分で買った車であれば、
所有者の名義は自分名義になっていますが、
例えば親や友人から譲ってもらった車であれば、
所有者の名義は名義変更をしていない限り、
その持ち主である親や友人の名義になっています。
車を売却する際は名義変更をしなければなりませんから、
普通車の場合は実印と印鑑証明書が、軽自動車の場合は、認印が必要になります。
そしてこの実印と印鑑証明書や認印は車を売りたい人のものではなく、
車の所有者の実印と印鑑証明書や認印が必要になるのです。
したがって、所有者名義が自分名義でなければ、売却することができなくなってしまいます。
車検証を確認したときに所有者名義が自分名義でなければ、
所有者である親や友人に車を売りたい旨をまず伝えて、売っても構わないということであれば、
中古車一括査定を依頼するようにした方がよいです。
もし、所有者名義が故人である場合は、同意をもらうことができませんが、
遺産分割協議書などいくつかの書類を準備すれば、名義変更することができますので安心してください。
トラブルのもとになるのが、売買契約が成立した後で、
所有者の実印と印鑑証明書や認印を準備することができないとして、売買契約をキャンセルする場合です。
キャンセル料が発生する可能性もあります。
所有者名義が異なる場合は、必ず事前に所有者の同意を得るようにしましょう。