中古車を高く売る際の査定基準2 中古車の走行距離に関する評価
どんな中古車でも、走行距離と呼ばれるものがあります。
この走行距離とは、購入から手放すまでにどれだけの距離を走ったかを表す具体的な数値のことを言います。
実はこれも中古車を高く売る際の査定基準に関わってくると言って良いのです。
では、走行距離については、業者としてはどのように評価しているのでしょうか。
一言で言えば、どんな車種の車であっても、走行距離は少ない方が有利になります。
もし走行距離が多いと、それだけ車を使いこなしたことになるので、性能が下がっているとみなされるのです。
例えばですが、ここに2種類の車があるとすて、一方は走行距離が2000キロで、もう一方は走行距離が5000キロだとします。
この場合、前者の車の方が後者の車よりも高い評価を得ることができ、高く売ることが可能になります。
ただし、走行距離が多いからという理由で、業者に愛車を売却することができないということはありません。
走行距離が多くても、他の項目で評価が高ければ、ある程度の値段がつくことが期待できます。
実際の査定では、走行距離が5000キロ以内のケースと、1万キロ以内のケースと、1万キロを超えているケースとに分類されます。
業者によっては、3000キロ単位での査定になることもあるし、あるいは1万キロ単位での査定になるなど、細かい基準は異なってきますが、どの範囲に該当するのかによって、大体の査定額が決定されます。
その後でより細かい情報によって、詳細の査定額が決まるのです。
[crown_h4 style="2" color="orange"]車を高く売ることができる中古車の付加価値[/crown_h4]
査定士に愛車の査定を依頼する際、中古車であることを宣言すると、どこか悪い印象を持たれてしまうのではないかと感じてしまうかもしれません。
しかし、これについては、特に極端に心配する必要はありません。
ほとんどの中古車については、何かしら値段がつくことになるし、仮に中古車だとしても、何か付加価値があれば、それが元になって中古車を高く売ることが可能になるのです。
実際に中古車を査定してみると、自分では気づくことのなかった点が付加価値になっていることもあります。
しかし、多くの人はその付加価値が何であるのかを知らないのです。
このことを考えると、中古車の付加価値とは何なのかについて知っておきたいものです。
では、是非とも知っておきたい付加価値について見てみることにしましょう。
付加価値と聞くと、どこか難しい言葉のように感じますが、実はそんなことはありません。
付加価値とは、これまでに愛車を大切にしてきたポイントと言い換えても良いでしょう。
例えばですが、購入の段階から欠かさずに洗車を行ってきたとか、ある一定のペースで点検や整備を行ってきたとか、そのようなことでも構いません。
こんなことは当たり前のように感じるかもしれませんが、当たり前のことなのに関わらず、きちんと行っていない人も居るのです。
だからこそ、こういう点も付加価値になるのです。
また、車の部品に関する情報も、付加価値になると考えて良いでしょう。
例えば正規のパーツをずっと使ってきたことも、付加価値になり得るのです。
[crown_h4 style="2" color="orange"]高く売ることが難しい中古車のケース[/crown_h4]
中古車の中には、査定次第で高く売ることができるケースは多々あります。
しかし、それとは逆に、高く売ることがどうしても難しいケースもあります。
このケースについても、実際に中古車を売却する前にきちんと知っておきたいものです。
では、どういうケースだと良くないのでしょうか。
まず、普段のケアがきちんとなされていないケースです。
もしケアがなされていないと、その車を中古車として購入する顧客からすれば、絶対に購入したいとは思わないでしょう。
点検や整備は、車の安全のためにも重要なことなのですが、これができていないということは、車の安全は一体どうなのかという問題にも繋がっていきます。
他には、掃除や洗車などを全くしていない車の場合も考えられます。
掃除や洗車も、車を長持ちさせるために大切な要素なのですが、このような基本的な行為をきちんとしていない人が査定を依頼したとしても、査定士からすれば「このような人に高額査定のチャンスを与えたいとは思わない」という気持ちになるのです。
最後に、市場のニーズが極端に低い場合です。
業者が中古車を買い取った後に、その中古車が他の方に売れなければ、無駄な在庫になるので、そのリスクを業者としては避けたいのです。
そうなると、リスクを低くするために、できるだけ低い金額で中古車を買い取ることになるのです。
このように、中古車の中にも、高く売ることが難しい場合もあるので、これもきちんと把握しておきたいものです。