中古車を高く売るための交渉 高く売るための交渉の基本
中古車を売るという行為には、査定士と交渉するプロセスがどうしてもつきまとってきます。
そして、交渉を上手くまとめることができれば、中古車を高く売ることも可能になるのです。
そのことを考えると、中古車を高く売るためにも交渉のコツを学んでおきたいのは、言うまでもありません。
しかし、交渉と聞くと、どこか苦手意識を持ってしまうものです。
本来交渉は楽しいものなのですが、「話すのが苦手」とか「自分なんて断られてしまうのではないか」と言ったマイナスの思考ばかりが先行してしまいます。
もちろん、このようなマインドで交渉をしたところで上手くいくわけがなく、まずはマインドバリアを壊す必要が生まれてきます。
では、中古車を高く売るために必要な交渉の基本とは何でしょうか。
ここで大切なのは、交渉とは勝ち負けを決めるものではないということを心肝に染めることです。
多くの方は、交渉の際に「相手を何としてでも打ち負かそう」とか「相手に勝とう」という風に意気込んでしまいます。
このような考え方に陥ってしまうと、単に自分の希望金額を一方的に言うだけになってしまいます。
もちろん、これでは自分の希望金額が出るわけがありません。
自分の希望がどうであっても、査定士としてはその金額を出そうとは思っていないのです。
それよりも、査定士は中古車に対してどんなことを求めているのかを自分で察知して、
その要望を満たすように努めることが、中古車を高く売るための交渉に繋がっていくのです。
[crown_h4 style="2" color="orange"]あらかじめ車の査定額の相場を把握しておこう[/crown_h4]
中古車を高く売るためには、単に行き当たりばったりで交渉に臨むのは、あまり効果的ではありません。
それよりも、交渉に臨むにあたって準備をきちんとしておくことが、交渉では大切な要素を占めるのは、言うまでもありません。
では、交渉に臨む準備段階で、どんな準備をしておけば良いのでしょうか。
この際に是非とも行っておきたいのは、市場における査定額の相場を把握しておくことです。
同じメーカーの同じ車種でも、業者が違えば査定額は異なってくるのです。
例えばですが、業者Aでは50万円で、業者Bでは45万円で、業者Cでは60万円でということは良くあります。
このような情報を知っていると、だいたいどれぐらいの査定額を出してもらうことができるのか、ある程度の目安を把握することができるようになるのです。
このような情報をきちんと把握した状態で業者に査定に赴けば、既に自分が持っている情報を引き出して、交渉に臨むことができます。
例えばですが、もしこれまでに50万円という査定金額が出たにも関わらず、今回査定を依頼した業者では45万円という結果だった場合、「他の業者では50万円の査定金額が出た」ということを自分からアピールして良いのです。
これならば、査定士としても「何とか良い金額を出してあげたい」という心理が働き、その結果、中古車を高く売るための交渉に直結していくことになるのです。
このように、ただ自分の希望を言うのではなく、複数の査定額の条件を出す方が、効果的な交渉が可能になるのです。
[crown_h4 style="2" color="orange"]即決をせずに高く売る方法[/crown_h4]
人生では、特に深く考えることなく、そのまま即決をする方が、良い結果を生むような場面は多くあります。
しかし、だからと言って、どんな場面でも即決が身を結ぶのかと言えば、必ずしもそうとは言えません。
中古車を高く売るケースでは、即決をしない方が良いこともあるのです。
特に査定に関する情報を得る時は、よほどのことがない限りそのまま即決しないで、何社か査定に回る方が良いのです。
ここでは、そのまま即決することなく、愛車を高く売ることについてお話します。
交渉では、できるだけ多くの情報が手に入るようにしておきたいのは言うまでもないですが、そのためにはできるだけ査定を依頼するという経験を積むしかありません。
この際、移動が面倒に感じるかもしれませんが、市場の相場に関する情報を持っていればいるほど、交渉でも上手くいくのですから、これを上手く活用したいものです。
その際、もし愛車を手放してしまうと、それ以上査定を依頼することが不可能になってしまいます。
これではもし他に良い条件での価格が見つかったとしても、その恩恵を受けることができません。
これでは中古車を高く売るという目標からは大きく遠ざかってしまい、かえって損をしてしまいます。
それならば、査定士から査定額を伝えられてすぐに愛車を手放すのではなく、高額査定が可能な業者を見つけることができるまで、何度かトライする方が良いのです。
その方が、より良い条件での交渉を自分のものにすることができます。