車売却の際に車検に出さなくてもよい理由とは？

２年に一度、必ず受けなければならない車検。 新車のうちは３年目だけでよく、まだ故障箇所も少ないので比較的安く済みますが、 長く乗った車になると、修理費がかかって費用が高くなっていきます。 この出費は、車のオーナー共通の悩みの種ですね。

古い車にこんなに車検費用をかけるくらいなら、いっそその前に手放して、 新しい車を買ってしまおうか…と考える人も多いようです。

査定を依頼するタイミングには、注意が必要です。

たしかに、高く査定してもらおうとするならば、次の車検までの期間が長ければ長いほどいいのです。 だから、早めに査定・売却するに越したことはありません。

しかし、そのためだけにわざわざ車検を通してから査定してもらおう、というのは本末転倒です。

次回車検までの期間が長いほど高く査定されるとはいえ、実際にはどこの査定業者でも、 車検費用は普通の人よりも安くするルートを持っています。

ですから、10万円や20万円かけて車検を通してから査定に出したところで、 その金額をカバーするほどの査定額がつくということはないのです。

車検の残り期間がほとんどない車を出すのは気が引けるかもしれませんが、 査定額アップを狙って車検を通すのは意味がありません。

ただし、日頃のメンテナンスは別です。 エレメントやオイルの交換をこまめにしている車なら査定額も上がりやすいので、 カー用品店などに定期的に通って手を入れることをおすすめします。