車外はどこをチェックされるのか?

中古車の買取価格を決定する業者は、中古車の状態を調べるとき、 まず最初に車の外側を調べます。

 

車体に傷がついていたり、へこんでいたりしていないか。 また、車のバランスは正常であるか、タイヤは良い状態か などが審査の対象になっています。このようなことを考慮して 総合的な判断を下し、買取価格を決定します。

 

当然のことですが、事故を起こしていないか、 修理は何度行われているかなどを点検記録簿をみて調査します。 しかし、記録簿がない場合であっても、専門家の目を欺くことは難しいでしょう。

 

ですから、修理をしたことがある場合でも、無理に隠そうとせず素直に伝えることをおすすめします。 そうすることで業者からの印象はよくなるでしょう。

 

そのほかに、自分自身でメンテナンスができるならば、しっかりとやっておくとよいでしょう。 できるだけ良い状態で買取に臨むことで、良い結果を得られる場合が多いです。

 

車外で必ずチェックされる点

 

◆車体のバランスは良いか◆

 

車体のバランスが悪く、傾き方が不自然な場合には、 ショックアブソーバーまたはスプリングがすり減っていることがあります。 しかし、そのような場合以外にも、タイヤの空気の圧力によって傾く場合も多いので、 まずは近場のガソリンスタンドで空気圧を見てもらうとよいでしょう。

 

◆改造がしてあるかどうか◆

 

中古車に、車検に対応していないマフラーを着けたり、 定められた基準以上に車高をさげるなどの改造をしているときに、 場合によっては買取拒否をされることがあります。

 

そして、買い取ってもらえても、実際の買取価格よりもさらに安くなってしまうことがあります。 ですから、元のパーツがまだ残っていたら、見積もりを取る前に戻しましょう。 車高も元の高さに戻すようにしましょう。

 

◆本体はどのような状態か◆

 

車の外側をチェックします。傷やへこみはどれくらいあるかを見ます。 もし大きな凹みや傷があった場合は修理をしてもらう必要がありますが、小さな傷は、 コンパウンドなどを利用し、ある程度までは自分で磨いて取ることができます。

 

コンパウンドを購入する場合はホームセンターを利用すると良いです。車体の色を変えた場合、 その仕上がりや、色にむらがないかも調べられます。

 

◆ランプはどのような状態か◆

 

もしランプが切れていたり、傷があったりしたら買取価格が下がってしまいます。 自分でできる範囲で直しておくのが良いでしょう。

 

◆車体の下はどのような状態か◆

 

普段からあまり見ない場所ですが、業者が査定をするときには車の下をみて、状態を確認します。 普段から段差に乗ったり、無理な走り方をしていると、車両下の状態は悪くなります。 これは買取価格を下げます。

 

しかし、車両下の状態は自分ではよくすることはできませんので、普段から車を大切にしましょう。 タイヤの状態が悪いと買取価格は下がります。 タイヤの交換も重要です。夏にスタッドレスタイヤを装着していると、 普段からメンテナンスを怠っているという見方をされるので気を付けましょう。