車買取の時期を意識するようにしましょう。

車を売却する場合、そのタイミングや時期によって査定額が高くなるケースがあります。 それは、車査定業者が市場のニーズを見定め、査定基準を変えているからです。 それによって価格も上下する仕組みです。

 

たとえば、春先は社会人や学生、転勤族が新生活を始める季節です。 そのため、軽自動車やコンパクトカーのニーズが高まるといわれています。 あるいは、レジャーに出かける機会が多い夏や冬には、四輪駆動車の販売台数が増えます。

 

さらに、自動車メーカーの決算期も車の査定額に影響を与えます。 決算期となる3月や9月は、新車購入が伸びる時期です。 同時に、これまで使用していた車を売却するユーザーが多くなります。 それにより、中古車業界での売買件数も増加していくのです。

 

ですから、こうした時期に車の査定を受ければ、他の時期よりも高価格をつけてもらえる場合があります。

 

しかし、一つタイミングを間違うと、査定額が低くなってしまうケースがあります。 最も多く見られるのは、年をまたいで車を売却する例です。 車の査定においては、車種や走行距離、内装や外装の状態などがチェックされます。

 

中でも、年式は大きなポイントとなります。 実は、年をまたぐことにより、その車の年式は1年古くなるのです。 すると、車の査定額にとってもマイナス要素となります。 車種と使用状況が同じ車でも、査定を受けたのが昨年の12月が今年の1月かで査定額が変わってしまうのです。

 

車を高く買い取ってもらうためには、最良のタイミングを見計らうことが大切です。 しかし、むやみに時期を引き延ばすと、査定額がマイナスされてしまうこともあり得ます。 潮時を読み、できるだけ早く査定に出すのがベストでしょう。